文脈の事故

オール・ノンフィクション

20190417

私は代理店に行きたがっていた過去の自分の仇を果たすために今こうしているのかもしれない。と思った。昔からそうだった。中高の時とかひどかった。得たいのは地位と金だった。たやすく得られる手段としてしか代理店就職を考えていなかった。いまこんな時代だからかつて輝いていた人物はその輝きを失っているし、残す魅力は金か。たしかにお金はたくさん欲しい。どうなっても欲しい。お金がありすぎて用途が見つからない、という果ての状態を人生で一度は経験してみたい。広告に対する愛とか熱とか、インターンに参加してみて思ったのは、そういう類の宗教に熱狂できるタイプでも無さそうだぞおれは、という確かな確信だっただって本当にインターン参加者が新興宗教信者みたいだったから。おまえそれは狂って死ぬだけだよと言われるけどもう何が何だかわかんない。狂いではなくてこれは過去の自分への仇だよ、果たしたらシュンとしぼんでしまうお前の恋愛感覚に似たようなやつだよ、おまえはバカだよ愚かだよ、それで電車がやってくる。13:57発の急行和光市行き。これに乗って徴兵令は始まりを告げる。

最近おかしかった出来事。YouTuberが赤飯おにぎり食って死んだ動画を昨晩見たこと。意気揚々といきまーす!と言い放ったYouTuberは一口でおにぎりを口に入れ泡吹いて死んだ。それを見てライブ配信した自殺女子高生のことを思い出していた。本当は何を思っていたんだろう。という感傷は寝る前にもなればきっと無くなるだろう。人が亡くなるさまを容易に見れてしまう世の中なんておかしいよ。でもそれを見てみぬふりもいくらだってできるよ。おにぎり一口食って死んだYouTuberのTwitterアカウント見てCoccoみたいな人だなと思えてリップヴァンウィンクルの花嫁になぞらえてしまっておかしかった。極度の連想脳が無関係な出来事をすぐさま繋げようとしてしまう。とても怖いことだ。どうにかなってくれ。セッちゃん読みすぎて脳汚染された。