文脈の事故

オール・ノンフィクション

2019/09/22

いろんな意味が口からこぼれては去っていった。それは意味のある意味ですか?問うまでもなく暗喩の交信が意味をもって為されていった。あらゆる行為を想像した、その先の身体に終着駅はあるのか。大したことを言って、あてもなくふらつき、あれなんでここにいるんだっけ?

修士生活の二年間で大事なことは無視することだ。我々は五十万という大金の見返りに、二年間という時間を得た。その時間は、今まで以上に自由で、でも大事で、しかしいともたやすく手を離してしまいがちだ。だらだらと書いているし他のやつらも言ってるから実感これっぽっちも無いのだけれど、要は選ぶ自由がある。現にいまおれは校舎に登校途中の道中膝栗毛状態だ(褒めて)。時間は返ってくる。ほんとに?

たいそう名の知れたコレクターが採集してきた品々を時間の尽くす限り眺めていたいと思う。ぼうっと。共通項が無くてもいい。あることだけが大事で仕方なく、そう書いてたら研究室につきかけなので帰る。