文脈の事故

オール・ノンフィクション

2019/12/08

一途の望みは絶たれた。

Trying to grasp all of my realities.

間も無くきてしまう何もないことへの恐怖がただ降り注ぐ。

例えば喫茶店でバイトする、予備校教師になる、選択肢は色々考えることができた。その期間は空白期間で、将来の生活を考えるための期間ともいえる。不器用で何も考えてなかったので秋入学を目指すことになりそうだ。

ドイツ語の授業は自分のできなさ、不甲斐なさをただただ痛感して実は苦痛だった。40分という時間がとてつもなく長く感じた。言いたい言葉があるのに、英語では言えるのに、ドイツ語で言うとなるとまるで歯が立たない。「80分コースもありますが…」と言われ、笑顔で、そうなんですね…みたいなことを言ったけど、内心帰りたいほどにできなかった。

選択肢。まずは修了制作と展示の準備に専念する。次に作品解説文。その次にドイツ語をコツコツ午前中にすすめる。展示が終わったら、ドイツ語の語学学校・短期集中コース。あとIELTSもやらないといけない。半年という期間をせっかくもらったのだから、作品や今後の生活のことを考える。読んだり話したりして。

半年間のブランクは合理的だったのかもと段々錯覚に陥る。第一種免除のために頑張らないといけないし、語学学校のために金を払わずに済む。制作のためにお金を割ける。作品第一の生活をする。