文脈の事故

オール・ノンフィクション

2023/11/06

以前気になっていた人と久しぶりに電話をした。わたしはタチウケ訊かれると即座に失望、げんなりするところがあって、<それ>への生理的な汚さとか、痛いの無理みたいなマインドが一因だった。赤裸々にそうした悶々を打ち明けたら、その人もわかる、自分もそうと言っていた(本当かどうかはわからんが)。その人はわたしがずっと顔が好きだった人で、話も合うし、優しいし、作ることを生業としている人だったから、人生そんなことあっていいのか?と思った。でもわたしは美術を生業にしたくてこっちに来たから、戻ったら戻ったで、、という感じだし。電話が終わってひとしきり作業をして、家に帰って、でもわたしは、と己を奮い立たせていた。