文脈の事故

オール・ノンフィクション

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2020/02/26

展示が中止になった。こういう時は本を読む。メガネを買う、バリカンを買う、自転車を買う、カメラ、パソコン、制作環境、ジム、渡航費、語学、留学準備、読書、今の懸念事項。息がしやすいように作る。久々にこの時間帯に家に帰る。まだどこもかしこも起き…

2020/02/18

あなたの夢を見たよ。明るい夢だった。僕らはいつもと変わらず横浜のバーの端っこで、脚をたまに重ねて、ソーセージとお酒をつまんでほろ酔っていつの間にか暖かな部屋にいた。窓からはビルの赤いランプが見えた。月並みだけどあれが最後だとわかっていたな…

2020/02/13

色とりどりの眠気がそこかしこに佇んでた。あたたかな春の兆しがちらほらと顔を覗かせる。誰が彼がどんな終わりを迎えても、皆一様に、はじまりがやってくる。今日多摩川のよく晴れた地面に一匹の猫が、そんな世間話が乾いた洗濯物のそよ風から聴こえてくる…

2020/02/11

オーボエは温度や湿度によって出せる音が違うと小学校の頃に聞いた。そんなオーボエのごとくraspiが上手くいかない。安定した試しが無い。やっぱラテパンダのほうが良かった?月きれいだな〜 安定して動く作品とっとと作りたいんですけど。だいたい展示や講…

2020/02/08

これは嘘です。子どもが生まれた夢を見た。子どもの名前には樹の字を入れようとしていた。自分の人生が人生だったから、子どもはどうなろうとしっかり伸びてほしいと思っていたからだ。名前は親のエゴだ。誰が見ても読める名前にしようと思っていた。当て字…

2020/02/03

展示が終わってすっかり休憩をしていた。リハビリ。あらゆる物の。年々悲しい出来事が多くなってるような気がした。あいつのせいで不感症になったはずなのに不器用な縄張りがあった。呼吸の音が一面にこだまする凍った湖畔。そのふもとで僕は湯気のたった珈…