文脈の事故

オール・ノンフィクション

2020/02/08

これは嘘です。子どもが生まれた夢を見た。子どもの名前には樹の字を入れようとしていた。自分の人生が人生だったから、子どもはどうなろうとしっかり伸びてほしいと思っていたからだ。名前は親のエゴだ。誰が見ても読める名前にしようと思っていた。当て字ではないこと、そして当時リズム論にハマっていたからもれなく語感の良い名前を差し上げようと奉仕精神が働いた。漢数字を入れようとしていた。