文脈の事故

オール・ノンフィクション

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

20190531

ああ。 ちゃんと目の前にある物をこなそうと思った。むしろそれしか無いのだと思った。適当にやり過ごしてしまった事をきちんとこなして返す修行だと思った。それにしても正解は無いな。どこかに落ちてないのかな。思うけれど思わない事にしようと思った。一…

20190530

頭の中のタッパー 外してみる ゴム製の蓋を外すとき ぺりぺりと剥がす 剥がした 誰かが米を食ったのだろうか 蓋の裏側に米粒の跡が 一つ二つ三つ かつての米の痕跡が たしかに存在している 米の空隙が 瞼を開けるとわかる 私のようなもの 昔こんな話を聞いた…

20190528

意味のわからない方向へ進みなさい、と卒業式で学部長から言われる。そういう学部に通っていました。それから二年。人生の岐路に立つ今、就活も落ち着きましたが、正直会社に入って落ち着く姿が見えません。デンマークでゲーム研究しに博士留学する。これが…

講評だった。結果は散々だった。考えるべきことはちゃんと認識できたからそれが良かった。何でこうなってしまったんだろう。何がいけなかったのかな。他人に理由を見出そうとするけど間違いなく自分にも非がある。何でその感情になるんだろう。妬みとか羨望…

台湾で同性婚が可決されたと聞いた今、心底どうでもいい、ほっといてくれよ、気持ちが混乱している。こないだ早稲田の台湾人留学生と会った時に赤裸々に恋愛事情を話したら「わかるよ。おれもいま付き合って一年の彼氏がいる。台湾に帰ったらそいつと一緒に…

その日、私はもう何もわからなくなっていました。黒い犬がいました。何かを書こうとすると、それが私の言葉ではないかのような、そんな感覚がありました。私はずいぶん弱く、小さな人間です。暗くて狭いところに潜って、ずっとうずくまりながら、空は晴れて…

2019/05/09

余りにもだだ漏れてしまっているものに畏怖を覚える。生活が。植本一子の『かなわない』の論評で滅菌済みの育児レポの菌の部分をまったく滅菌していない、その開けっぴろげさに驚くという意見があったがそれに近い感情で。姫乃たまの「いつくしい日々」を聴…

20190503

昨日は取り掛かっていたwebサイトの作成が概ね終わり、その足で終電、学部の先輩宅で夜を明かした。学部時代にお世話になったラーメン屋の味を思い出したくて、友人を連れて朝ラーメンを食した。それは記憶の味とはどこか違っていて、そして時が経つにつれて…