文脈の事故

オール・ノンフィクション

20190213くらいのメモ

何かが原因で、全員が頼りないバイになってしまった。おかげでエイズが蔓延し、病弱な子供たちが大量に生産されてしまった。かけっこもバタフライもできない子供たちはやがて成長して何もできない官僚になった。僕はただ、黙ってほしい、と思っていた。

静かにした時だけ見える模様があった。コーヒーにミルクを入れた時にだけ見られる白い波紋。誰かが静かに!と言い放つと、自転車はホームレスに、カーライトは幽霊の目に、立て付けの皿は客船に見えた。あるものは全てあるものの在処にそーっと還っていった。