文脈の事故

オール・ノンフィクション

20190219

朝:白米、ハンバーグ、いちごジンジャーの白湯割り

昼:バーガーキングでワッパージュニアのセット、メロンソーダ

夜:5時半くらいにリンガーハットの長崎皿うどん

夜食:ドンキでついでに買ったペンネ

 

今日は作業が進まなかった。秋葉原で買い出ししたのち、学校行ってパティシエの動画とかYouTuberの動画ばっか見てた。終盤に好きなテイストの動画、BGM無しでただ淡々と日常生活が映ってる系のを見つけて目が離せなかった。そしてこれからスコーン作ろうかと実家帰ってる途中なので非生産さもいいところである。てか最近スコーン作るのハマった。明日はゼミ。

20190218

朝:スコーン×2、ブルーベリー味のヨーグルト、サイダー

昼:白身魚辛味煮のランチセット

夜:マックでグランなんとかのMセット。ファンタメロン

 

今日は昼くらいに学校到着。頼まれていた機材返却をして、同期と遭遇して楽しみな展示のこととか、研究計画書のこととかちょっと話した。おとといアニメ専攻の人から言われた、悩む時間は本当にもったいないみたいな受験生かよみたいな一言を思い出していた。一区切りついたので、研究計画書をwordで書き始めた。おれの机隣に鎮座してた白くて大きい筐体を解体した。あとはこないだのコンペの副賞でもらったGoProの初期設定をしてた。山とか樹海とか空き地とか、撮ってみたいなと思った。マックでは目に入るマックフルーリーの広告とか、Lセットの広告に負けそうになったがなんとか持ち堪えた。校舎の前に変にデコっててすごい光る自転車乗ってる人がいて若干驚いた。

20190213くらいのメモ

何かが原因で、全員が頼りないバイになってしまった。おかげでエイズが蔓延し、病弱な子供たちが大量に生産されてしまった。かけっこもバタフライもできない子供たちはやがて成長して何もできない官僚になった。僕はただ、黙ってほしい、と思っていた。

静かにした時だけ見える模様があった。コーヒーにミルクを入れた時にだけ見られる白い波紋。誰かが静かに!と言い放つと、自転車はホームレスに、カーライトは幽霊の目に、立て付けの皿は客船に見えた。あるものは全てあるものの在処にそーっと還っていった。

全人類がバイじゃなくて本当によかった

全人類がバイになってしまった。そういう系の出会い系アプリでは、周囲のバイが何km先にいて、レベルはどれくらいで、タチかウケか、詐称した年齢と体重が、ありありと表示されてしまった。全人類の性的嗜好がバレて、どの部屋もあの部屋もラブホに変わってしまった。プロフィールには、いつエイズの検査を受けたかだとか、いつそれが陰性だったかだとか、人類を弱気にさせる情報が蔓延してた。


全人類がバイになってしまった。電車の中でも渋谷のハチ公前交差点でも、誰もが誰もをハグできる事態を想像してみる。誰もが誰もを好きになる事ができて、誰もが誰もを愛し合うことができた。でもそれは誰にでも渡せる義理チョコのような軽さで迫ってきていて、それを縛る法律も無いから、三夫一妻制くらいの性的な関係がデフォルトになってしまった。その時誰もがそっち系の出会い系アプリを"ご当地ポケモンGO"だと称した。だから、旅行先の台北でも、勤務先の半蔵門でも、通学先の横浜でも、そのアプリは起動され「エッチしてもらえませんか」と身体が先の性関係は静かに幕を切った。


全人類がバイになってしまった。終わりのない無限ループのGIF画像が今もどこかのTLで流れているように、底無しの地獄沼が至るところで発生している。「性的嗜好はよくわかったよ。でも小村君が満足いくように私も頑張るから」無理して言ってた。無理して言わなくてもいいよ。頑張らなくていいよ。前だけ見てればいいよ。前だけ。


そのとき眼前にはいつかの記憶がフラッシュバックしていた。多摩の公立小学校に通っていた頃の運動会。徒競走。走るのが得意でなかった。三番目とか四番目くらいに走っていた。準備体操していた。担任の男の先生が体育着を着ていた。なぜか太ももに視線が釘付けだった。そして当時僕の性的嗜好が詰まったDVDを個人的に焼こうとしていて空のDVD無いかなと思って父親の部屋のベッド下の引き出しを引いてみるとそこには大量の裏返しのエロDVDが地層のごとく積まれていたりだとか、パソコンのDドライブのマイピクチャを見たら当時劇団員だった父親の若い女の劇団員のポルノ画像が大量に出てきたりだとか、そういうのを小学3年くらいの時に経験して、そこからそういうエッチな女の画像を一切受け付けなくなってしまった。だから高校2年の時の海外研修で男だけのバスに入った中でそういう話になって皆そういう画像で一人エッチしてることを知った時、脳天にとてつもない衝撃的な電流が流れた。そしてそれはイニシエーションとして乗り越えなければならないのか、偏った性的嗜好に染まり切っていた僕はどうすればいいのかわからなくて、性的嗜好を変える論文を本気で探した。そしたらある論文にそういう性的嗜好の男性を集めて女のエロ画像見せてる時に頭に電流流したら女見てる時に性欲を抱けるようになったよ☆みたいな結果が書いてあって寒気がした。僕は、正しい時に正しい電流がただただ流れればいいのに、というかそこのDNAの配列間違えんなよ、と今思った。


だから全人類がバイじゃなくて本当によかった。全人類はバイじゃなかったのだ。

家に着くまでの帰路に書いてる。家に着くという未来は確定しているが、それがいつになるかはわからない。マックでポテトとナゲットとサンデーを買おう。階段を登る。列に並ぶ。なんでこんなに前の人と間が空いているのか。あれしなきゃこれしなきゃ。バイト漬けだった三日間で溜まったタスクに思いを寄せる。いつまで嫉妬と劣等感と向き合わなければいけないのかわからない。というか、それを思わないようにすればそれはなくなるのかもしれない?「少々お時間いただいてもよろしいですか」と言われる。はい、と答えて待つ。待ってるのおれだけになる。
昔、小学校と中学校の頃、いま思えば異様にインターネットに"書く"行為におそれを抱いていたと思う。それが今では、作文用紙に鉛筆でスラスラ書くような感覚で、この文章を打っている。
ポテトとナゲットとサンデーを受け取って、いま路上を歩いている。ローソンの横通る。嫉妬と劣等感について書いてたのは、おれが一番行きたかった企業に内定した人のツイートを見てたことを思い出したから。あれから幸せとかそういう価値体系が崩れ去ったように思うけど、まだ元気だから大丈夫なのだと思う。
今日はたいへんつかれた。朝にシーバーを受け取って(しかも大きめの箱)、昼にタクシーで現場から会社に戻って何度も確認して行き来したり、しまいには現場で走り回って片付けしていた。光ファイバーを8の字巻きしてたんだけど、光ファイバー折ってたらまじでどうしよう。。いつガチギレされるかわからないという精神衛生上よろしくない時間が溜まってってる。でも仕事てそういうものよね。。
靴紐がほどけた。結び直していま駐車場の前。湘南台。うまくいけば、あと半年でお別れ。短い四年間だった。身についた、と確信持って言えるものは、予想していたよりも少なかった。でもそれは怠惰が引き起こしたものなのだから、鞭打つかそのままいくか、どちらかでいくしかないと思う。
いま住んでるマンションの一階。エレベーターで登る。郵便物めっちゃたまってた。エレベーター誰かいた。坊主だから怖かった。つく。ドアの前ついた。