文脈の事故

オール・ノンフィクション

家に着くまでの帰路に書いてる。家に着くという未来は確定しているが、それがいつになるかはわからない。マックでポテトとナゲットとサンデーを買おう。階段を登る。列に並ぶ。なんでこんなに前の人と間が空いているのか。あれしなきゃこれしなきゃ。バイト漬けだった三日間で溜まったタスクに思いを寄せる。いつまで嫉妬と劣等感と向き合わなければいけないのかわからない。というか、それを思わないようにすればそれはなくなるのかもしれない?「少々お時間いただいてもよろしいですか」と言われる。はい、と答えて待つ。待ってるのおれだけになる。
昔、小学校と中学校の頃、いま思えば異様にインターネットに"書く"行為におそれを抱いていたと思う。それが今では、作文用紙に鉛筆でスラスラ書くような感覚で、この文章を打っている。
ポテトとナゲットとサンデーを受け取って、いま路上を歩いている。ローソンの横通る。嫉妬と劣等感について書いてたのは、おれが一番行きたかった企業に内定した人のツイートを見てたことを思い出したから。あれから幸せとかそういう価値体系が崩れ去ったように思うけど、まだ元気だから大丈夫なのだと思う。
今日はたいへんつかれた。朝にシーバーを受け取って(しかも大きめの箱)、昼にタクシーで現場から会社に戻って何度も確認して行き来したり、しまいには現場で走り回って片付けしていた。光ファイバーを8の字巻きしてたんだけど、光ファイバー折ってたらまじでどうしよう。。いつガチギレされるかわからないという精神衛生上よろしくない時間が溜まってってる。でも仕事てそういうものよね。。
靴紐がほどけた。結び直していま駐車場の前。湘南台。うまくいけば、あと半年でお別れ。短い四年間だった。身についた、と確信持って言えるものは、予想していたよりも少なかった。でもそれは怠惰が引き起こしたものなのだから、鞭打つかそのままいくか、どちらかでいくしかないと思う。
いま住んでるマンションの一階。エレベーターで登る。郵便物めっちゃたまってた。エレベーター誰かいた。坊主だから怖かった。つく。ドアの前ついた。