文脈の事故

オール・ノンフィクション

2020/12/07

祈るように作ることができたら、と思った。

それはただの祈りなので、外の一切を気にせず作る事ができる。外はたとえば、競走とか指標とか。そんなことを全く気にせず、ただ自分に矛先向けて作ってみたい。今回思ったのは急ぎすぎてるのかもしれない、ということだ。時間がかかる制作もある。どこにも出さず、ただ自分のために作っている、あるいはそれが出発点になってるささやかな祈りのような作品は、それだけできらめいて力を持っていた。同時に僕は、周りを気にしすぎだ、とも思った。だからそれはただの祈りでしかない。