文脈の事故

オール・ノンフィクション

2021/12/14

全ての在外邦人に捧げる詩

To all the passengers from Japan,

 

何回傷ついたことだろう

 はここにいるのに。まるで無かったことにしないで。

 は頑張って息してるのに。

空気を吸い込んだ。今日もここで色んな瞳をした人々が息をしてる。誰がどこからどうやってなんていくらでも騙せる。どうしたかったの。、なんて言わないで、 は弱くて、冬は暗くて長いから気が滅入っちゃっているのよ。いくらでも言葉が別れるから人格も分裂しちゃいそ。大丈夫て言ってる人が一番どうかしてるよ。

叫んであげるよ。 の代わりに。 の本当の言語で の本音をありったけ。 がそんな思いするなんておかしい。おかしいと思っておかしいの通りにおかしいと言える人がここにはどれだけいるのかな。

 だけが のことを思えるのだった。 に日本語の名前を与えられた全てのあなたへ。